MEDICAL
消化器内科
消化器内科は、食道から胃・十二指腸・小腸・大腸までの消化管と、消化を助けたり栄養を蓄えたりするすい臓、胆のう、肝臓を扱う診療科です。腹部エコーや胃カメラを用いて検査・診断します。
相談の多い症状
胃痛(上腹部痛)について
腹痛は、多くの方が経験する症状の一つですが、その原因や種類、緊急性、対処法は様々です。
胃が痛くてムカムカするといった症状の場合、まず西洋医学の薬を出し、CTや胃カメラなどの検査を行います。
同時並行で、なぜ不調なのかを探るため日常生活などをうかがい、強いストレスやメンタル的な不調が見つかったら、そちらを解決するための漢方の処方も組み合わせます。
便秘について
2日以上便が出ないという方はよくいらっしゃいますが、最近の報告で便秘を放置すると生命予後にも影響するという報告もありますので、軽視せずに治療することをおすすめいたします。
便秘が身体に与える影響としては、循環器疾患(特に排便時のいきみによる血圧上昇)、フレイル・サルコペニアの助長などがあります。また、腎機能などのその他の内臓疾患への影響もあります。
便秘の治療
便秘を改善するためには、まず生活習慣の改善を指導し、その後、必要に応じて漢方や西洋薬を組み合わせた薬剤選択を行います。
生活習慣の改善
規則正しい排便リズムの確立
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忙しい場合でも便意があれば我慢せずにトイレに行きましょう。我慢することが便秘の原因になります。
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起床後に水や白湯を飲む習慣をつけ、しっかりと朝食を食べることで、朝のうちに排便の習慣をつくります。これには余裕ある朝の時間が重要です。
規則正しい生活リズム
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休日でも一定の睡眠リズムを保ちましょう。毎日同じ時間に起床することが大切です。
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朝の日光をしっかりと浴び、朝食をとることで体内時計を整えましょう。
食生活の改善
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バランスの良い1日3回の食事を心掛け、水分や野菜、果実、ヨーグルトを取り入れましょう。
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水溶性食物繊維を多く含むひじき、わかめ、こんにゃくなどや、不溶性食物繊維を提供してくれるキノコ、根菜類、緑黄色野菜を積極的に摂取します。
運動
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腹筋を鍛えることが便の排出に役立つため、定期的な運動を心掛けましょう。
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ウォーキングは自律神経のバランスを整え、腸の機能を助けます。
漢方・西洋薬による治療
上記の生活習慣の改善に取り組んでも便秘が解消されない場合は、漢方薬や西洋薬を考慮します。
漢方薬では、弛緩型便秘には厚朴や枳実を含む処方を、直腸型便秘には大黄を含む処方を、痙攣型便秘には腸管の痙攣を抑える芍薬を含む処方を選びます。
消化器内科の代表的な病気
逆流性食道炎
急性胃炎
機能性ディスペプシア
過敏性腸症候群
虚血性腸炎
肝嚢胞
胆のうポリープ
食道アカラシア
胃がん
胃潰瘍
急性腸炎
大腸がん
胆石症
膵炎
食道がん
慢性胃炎
胃ポリープ
クローン病
肝炎
胆のうポリープ
自己免疫性膵炎
食道静脈瘤
ピロリ菌感染
十二指腸潰瘍
潰瘍性大腸炎
肝硬変
胆のうがん