メンタル・ストレス疾患の治療は難易度が高く、東洋医学が力を発揮する領域です。
不調の原因が解決できればいいのですが、患者さまが現在おかれている生活環境であったり、過去に起きたさまざまな出来事や事件があったりして、解決できないことが多いものです。
そういう状況に身を置くと慢性状態になり、心身のバランス(いわゆる自律神経)を失っていると一般的に捉えます。
メンタル・ストレス疾患の治療は、そのもとの原因を探ることからスタートします。身体の臓器や器官へどう影響しているか、東洋医学的に「気血水」「五臓」「陰陽・虚実」がどうなっているかを、望、聞、問、切診(脈診、腹診、舌診)などを通して患者様を把握します。
原因がわかってきたら、そこを(私流に言うと)もみほぐして、柔らかく血が通うような状態にするよう、漢方を処方します。
一般的に柴胡剤、気剤、駆お血剤、補剤などを組みあせて微量調整します。
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