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漢方治療エピソード その3




40代女性



症状・お悩み


喉が詰まる 息苦しさ どの病院に行けばいいかわからない



治療の流れ


「喉が詰まる、息苦しさ」という症状に対して、どこの病院に行けばいいのかわからず、耳鼻科や内科など複数の病院を転々としていたようです。病院で診てもらっても一時的に症状が良くなったり悪くなったりの繰り返しで、病院に対し疑心暗鬼になっていました。もしかしたら食道ガンなど大きな病気なのかもしれないという不安もあり、人に勧められてなかたにクリニックに来院。 この患者様さんを見たとき、東洋医学的な病態である「気鬱」の症状だと推察しました。「気鬱」とは気(エネルギー)が体内をスムーズに巡らずに滞ることで様々な不調が現れる病態です。その主な原因はストレスだと言われています。 患者さんへのヒアリングを進めていくと、最近離婚裁判で悩んでいることが判明しました。裁判や仕事、これから先の人生に対する不安などのストレスを抱えており、そのストレスが「気鬱」の症状につながっていました。 患者さんは病名と原因がわかったことで安心した表情になり、「半夏厚朴湯」と「桂枝加竜骨牡蛎湯」の漢方を処方してからはみるみる顔色が良くなっていきました。


医師から一言


患者さんの明るい表情と、「どこにいっても良くならなかった症状が、おかげさまで楽になりました」とお言葉をいただけたことが強く印象に残っています。

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